学びと仕事

情報分野の仕事と業界

何をする仕事か、どんな場で働くか。同じ専門を使う仕事にも、さまざまな役割があります。まずは仕事の違いを知り、大学で取り組みたいことを考えてみましょう。

職種・業務:何をするか

SWE、SE、ITコンサルタントなどの職種に加え、情報の管理・活用を担う仕事を業務ごとに紹介します。具体的な職業や担当の例は、それぞれの説明で確認できます。SEとSWEは業務が重なることもあり、会社によって名称や担当範囲が違います。

業界・事業:どこで働くか

SIer、ITベンダー、通信、メーカーなど、製品やサービスを提供する側の違いです。同じ職種が複数の業界にあり、一社で複数の事業を行う場合もあります。

働く場から、仕事を見てみる

13件の仕事の入口

仕事を知る

ソフトウェアエンジニア(SWE)

仕事の場面を描いたイメージイラスト

ソフトウェアを設計・開発し、使われ始めた後も改善していく職種です。必要な機能を考えるところから、プログラムの実装、テスト、運用までに関わります。

例えば、ライブチケットの販売サービスを作る仕事です。「席を選ぶ」「購入する」「購入履歴を見る」といった機能をプログラムにし、決済に失敗したときの購入記録の扱いや、アクセスが集中しても処理を続けられる仕組みを設計・実装し、テストで見つかった不具合を修正します。

公開後は、動作状況を見守り、障害が起きたら復旧する「運用」と、不具合の修正やソフトウェアの更新を行う「保守」にも関わります。利用者の反応をもとに、機能や使いやすさを継続的に改善します。会社によって、開発担当と運用担当が分担する場合もあります。

チケット販売サービスを作り、育てる仕事の流れの一例

  1. 何を作るかを決める:利用者と運営者の要望を整理し、席の選択・購入・取消しなどの機能と、販売開始時に耐えるべきアクセス数を決める。
  2. 仕組みを設計する:画面の流れ、座席や注文の記録方法、決済との連携を考え、同じ席を二重に販売しない方法を決める。
  3. プログラムを実装する:設計をコードにし、変更内容を仲間と確認しながら機能を組み立てる。
  4. テストする:個々の機能とサービス全体を確かめる。同時購入や決済の失敗、アクセス集中でも、決めた条件を満たすか調べて直す。
  5. 本番で使い始める:監視や問い合わせへの対応を準備して公開する。問題が出た場合に前の状態へ戻す方法も用意する。
  6. 運用・保守と改善を続ける:稼働状況を見守って障害に対応し、不具合を修正・更新する。使われ方を調べ、次の機能や性能の改善につなげる。

大学で学ぶ内容との関わり

プログラミングとデータ管理は、機能を正しく動かす土台です。設計・テスト・チーム開発の演習では、他の人が読んで直せるプログラムを書く経験ができます。

働く場の例

ITベンダー・SaaS・Webサービス、SIer・システム導入、各産業の情報部門、ゲーム・メディア・コンテンツ

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仕事内容の参考資料

厚生労働省 job tag:システムエンジニア(Webサービス開発) ↗

IPA:DX推進スキル標準 ↗

大学の就職実績を確かめるときは

大学の詳細ページで、就職先の年度と集計範囲を確認しましょう。「研究科全体」の企業名や人数は、その中の各専攻の実績とは限りません。企業名だけでは、配属された職種や仕事内容も分かりません。

大学・課程の進路を確認する →

参考にした資料

仕事の説明には厚生労働省の職業情報サイト「job tag」、デジタル領域の役割には情報処理推進機構(IPA)のスキル標準などを参照しています。ここでの仕事の選び方、働く場との組み合わせ、18分野との関係はtojihubの編集による整理です。

厚生労働省 job tag:システムエンジニア(Webサービス開発)(掲載ページ・外部サイト) ↗IPA:DX推進スキル標準(掲載ページ・外部サイト) ↗ルネサス:職種紹介(掲載ページ・外部サイト) ↗富士通:ヘルスケア事業本部の仕事(掲載ページ・外部サイト) ↗富士フイルムソフトウエア:AI技術者・データアナリスト(掲載ページ・外部サイト) ↗富士フイルム:医用画像診断AIの研究開発(掲載ページ・外部サイト) ↗アクセンチュア:テクノロジー戦略(掲載ページ・外部サイト) ↗IBM:クラウド戦略コンサルティング(掲載ページ・外部サイト) ↗
tojihub · 分野解説記事

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